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合格体験記

合格体験記?【なぜNational Broad of Echocardiography(NBE)のAdvanced PTEeXAM®を受けるに至ったか?】

2014/10/24

病院助教 小野寺 悠

近年医療の進歩によりより重症な症例に対しても手術、集中治療が行われるようになり全身管理が大変な症例が増えてきています。麻酔、集中治療の分野でも様々な機器の進歩があり、これまで個々の麻酔科医師のセンスにゆだねられていた全身状態の評価も比較的安全に、誰がやっても同じように行えるようになってきました。
しかしこのような医療技術の進歩があっても依然として全身状態の悪い症例では循環(+呼吸)の評価は難しく、血圧、心拍数だけを見ていては脱水なのか溢水なのかといった単純なことでもわかりません。時には自分のやっていることが良いことなのかかえって状況を悪化させているのかわからなくなってしまいます。重症症例を経験している医師ほど循環を確実に評価できるツールを切望するのではないでしょうか?
経食道心エコー含めた心エコーはそんな循環の評価を比較的安全に、短時間で、繰り返し行えるツールです。幸いにして山形大学麻酔科学講座及び関連施設には心エコーの評価を実際に臨床で行える医師がます。臨床能力の乏しい若手医師も(つまりは循環を評価するツールを切望している者!)心エコーの評価を元にみるみる全身状態が改善していくことを経験することができます。
自分もそんな若手医師の一人で経験、勉強する機会を与えていただき卒後4年目にJBPOTを取得することができました。
その直後にアメリカ集中治療医学会に当科小林先生のかばん持ちとして参加させていただきました。リフレッシャーセミナーや発表、講演を聞く中で知識不足で内容はよくわかりませんでしたが重症患者の管理における心エコーによる評価も注目されてきているのを感じました。せっかくJBPOTまで取得しているのに言葉が分からず心エコーに注目している世界の流れに乗れないのは単純に悔しい、、、小林先生は世界に羽ばたいていこうとしているのに自分は何もしていない、、、取得したらなんとなくかっこよさそう、、、そんな思いからNational Broad of Echocardiography(NBE)のAdvanced PTEeXAM®の受験申込をしてしまいました。

【一回目】
800ドル以上の大金を払い、医師免許証の英訳を依頼したり、さっぱり受験票が来ず心配してみたり、今キャンセルすれば400ドル戻ってくるよとの誘惑に惑わされてみたり、ハワイでの受験を希望したが言葉の壁により受験地の登録がうまくできずロサンゼルスになってしまったり、と手続きは多少面倒だったのですが肝心の心エコーの勉強は“JBPOTも通ったし!”と完全になめて行きの飛行機の中で問題集(赤い問題集の英語版。JBPOTで日本語版は使用済み)を解き始める始末でした。問題を少し解くだけでこれは手遅れだということはすぐに分かったのですが当日会場までの陽気なタクシーの運転手から“You can do it!”と言われなんとなくできるような気がしながら試験を受けました。問題の意味が分からないほど見切りをつけるのが早く解くスピードも速かったので十分な、意味のない見直しの時間を持て余し試験の雰囲気を味わって終了しました。赴任直後に海外まで行かせてくれた日本海病院の先生方には申し訳ない気持ちもありましたが“夏休みも兼ねてるし!夏休み中に試験受けるなんてなんて偉いんだろう!”と自分の不勉強を棚に上げてロサンゼルスを満喫してから日本に帰ってきました。勝負事は結果を見るまで分からない!と思いながら結果を待ちましたが当然のごとく落ちていました。合格率が8割もあり自分の不勉強、能力のなさを痛感しました。

【2回目】 来年はハワイ!と思いながら受験要綱を見ていると今年からアメリカ本土以外(含む日本)でも受験できますと何ともありがたくないことになっていました。渋々東京の会場を選び、次も落ちても海外にも行けないただただつらいだけの試験となることが確定したのでさっさと終わらせてしまいたいとの思いから半年前くらいから問題集を解き始めました(赤い問題集に加えて青い問題集、緑のも持っていましたが手を2冊でおなか一杯になったので手を付けず、、、)。JBPOTの復習になるかと思いきやあまりの新しい知識の多さによくもまあJBPOT取得できたなと自分に感心、反省しながらの勉強となり実際の臨床にもためになることが多かったです。
落ちたくないとの気持ちが強く(落ちても何ら問題はないのですが、、、)2回目の試験はそれなりに緊張感をもって臨みました。1回目と異なり多くの問題で選択肢を悩む程度には理解できるようになりましたがその分時間いっぱいかかり、見直しはちゃんとクリック(CTBなので、、、)したかどうかチェックするくらいでした。試験後は飛行機代がかからなかった分ちょっと贅沢をしてから山形へ帰りました。

結果的には2回目でなんとか合格することができましたがこれは受けるモチベーションを与え指導してくれる上司、一緒に考えてくれる同僚、後輩がいる山形大学麻酔科学講座に所属していたからです。
心エコーだけではありません。重症患者の全身管理をできるようになりたい方は是非こんな当講座へ来てください!

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